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寸胴に大量の材料と伊豆高原の水を入れ強火で沸騰させます。沸騰したらトマトとブーケガルニをそっと滑り込ませます。沸騰してからトマトとブーケガルニを加えるのは、これらの旨みを逃さないため。“黄金のスープ”に到るためのハードルを、すでにいくつも乗り越えてきているのです。強火で沸騰させながら肉と野菜のアクを徹底的に取り除きます。これが第一段階ではもっとも大切な作業です。齋藤シェフの「よし!」の掛け声を合図に、見習いのシェフたちが厨房の扉、窓をパタパタと閉めてしまいます。これは厨房に外気や風などを入れずに、厨房内の温度を一定に保つため。こうしないとコンソメスープに濁りが生ずるのです。
ここで第一段階が終了。これから20時間、弱火で煮込みに入ります。人の目、体感を総動員して、徹夜で火加減を見守り続けるのです。
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